うちのねこちゃんの話 続き
家族みんなでパンダをとにかく探しました。
家にいないこと自体がおかしいので、部屋のどこかに閉じ込められていないか…。
庭や近所はもちろん、少し遠くまで。近所の方にも見かけたら連絡を頂けるようお願いしました。
家から出ない子なので、もし外に出てもそんなに遠くへは行けないはずです。
探し回っても結局見付からず、半分諦めて、それでも諦めきれず…。
そうして1年ほど経った頃、近所の方から似た子を見たよと教えて頂きました!
その辺りを探しに通って何度目かに、母が似た子を見掛け、「パンダー」と呼んでみたそうです。
すると、母を目掛けて飛ぶように走ってきて、大人しく抱かれて嬉しそうにしていたそうです。
母はすぐに連れて帰ったのですが、小さかった体は前よりもやせ細って、かわいそうなほどでした。
しかも、きれいなブルーだった目が琥珀色に変わっていました!!
ほんとにあのパンダなのか、一瞬疑問も感じましたが、きっと怖い目にたくさん遭って変わってしまったのだろうと。目の色以外は、見た目も性格も動き方もパンダです。以前の様に、私達が「パンダ」と呼ぶと、みゃ~と寄ってきます♪
その後は、老衰で亡くなるまで家族の一員として一緒に過ごしました。
怖い思いをしたと思うとかわいそうで、最後まで皆で溺愛しました(^_^)
それにしても、見つけた場所が、家から歩いて5~6分の、田んぼと畑に囲まれた場所でした。
こんなに近くにいたのに見付けてあげられなくて、1年もの長い間、本当にかわいそうなことをしてしまいました。
ですが、見付けることができて、家に連れて帰ることができて、本当に良かったです。
もう随分昔の話ですが、よく思い出します(:_;)